【コラム①】姿勢は筋力ではなく感覚入力で決まる

滋賀県近江八幡市・八幡堀「石畳の小路」にあるピラティススタジオ「レジリエンス」のホームページをご覧くださりありがとうございます。

こちらに少しずつ日々のレッスンでお伝えしている内容をコラムにしてお届けすることにしました。
お客様からいただくご質問を中心に綴ってまいります。

第1回
「姿勢は筋力でなく感覚入力で決まる」

姿勢の本当の仕組み。
脳が「ここが安全」と判断できる時、身体は自然に整います。
これを7つに分けてご説明いたします。



①脳は筋肉でなく感覚を見ている
脳はさまざまな感覚情報を統合し「今どんな姿勢が安全か」を判断しています。
・足裏(触覚・固有感覚)
・前庭(平衡感覚)
・目(視覚)
・関節、筋膜(fascia)
→これらの情報を統合して、脳は「安全な姿勢」を選びます。

②足裏は姿勢のセンサー
足裏は身体と地面をつなぐ大切な感覚センサーです。
・地面を感じる

・圧の変化を感じる
・重心を感じる
→「土台」でもある足裏の感覚が変わると、姿勢も変わります。

③fasciaは全身の感覚器
fascia(筋膜)は全身をつなぐネットワークであり、多くの感覚受容器が存在します。
・張力や滑走を感知

・脳へ情報を伝える
・筋力よりも情報伝達が重要
→fasciaの質が良いほど、身体はスムーズに動きます。

④横隔膜は姿勢センサーでもある
呼吸の中心である横隔膜は、姿勢・自律神経とも深く関わります。
・呼吸 吸う・吐くのリズムをつくる
・腹圧 体幹の安定を支える
・胸郭 肋骨の動きと姿勢に影響
・自律神経 リラックス・緊張の切り替えをサポート
→横隔膜がうまく働くと、呼吸・姿勢・自律神経が整います。

⑤筋力だけ鍛えても姿勢は変わりにくい
☆自主筋トレのみ
一時的に力はつくが...
×感覚入力が変わらない
×脳が新しい姿勢を採用しない
×元の姿勢に戻りやすい

☆感覚入力+運動学習
〇感覚が育ち、脳が学習する
〇無理なく楽に続けられる
〇長期的に安定した姿勢へ
→姿勢が変わるカギは「脳が新しい姿勢を採用するかどうか」

⑥ピラティスは感覚入力を増やす運動
多様なエクササイズと道具が、正しい刺激を脳に送ります。

多方向からの感覚刺激

正確な動きのフィードバック

自分の身体を客観的に鍛える

繰り返しの学習で脳が変わる
→「正しい刺激」を何度も脳に送り、姿勢を再学習していきます。

⓻良い姿勢とは
筋力で固めることではなく、脳が「ここが一番安全」と判断したバランスの取れた状態です。
脳が安全と判断

必要な筋肉だけが自然に働く

全身がスムーズにつながる

無理なく、美しく動ける身体に
→毎日の小さな感覚の積み重ねが一生の姿勢をつくります。

姿勢は鍛えるものではなく、脳が学習するもの。
感覚を育て、身体と対話することで、あなた本来の美しい姿勢が目覚めます。